設置趣旨

洋上風力発電設備支持物構造設計小委員会(2011年4月〜)

委員会名称 洋上風力発電設備支持物構造設計小委員会
小委員会の設置理由 2004年9月に風力発電設備耐風設計小委員会を発足し,3年の活動の末,暴風時・地震時に おける風車タワー・基礎に作用する荷重と支持物の構造強度に関する算定手法を定めた 「風力発電設備支持物構造設計指針・同解説」をまとめ,2007年10月に刊行した。その後, 本指針の改定を行うことを目的として,2008年1月に風力発電設備の動的解析と構造設計 小委員会が設置され、3年余りの活動を経て,2011年1月に「風力発電設備支持物構造設計 指針・同解説 2010年版」を刊行するに運びになった。 この間,欧州では2020年度までに4000万kWの導入目標を掲げ,洋上風力発電を積極的に推 進している。わが国では,NEDO新エネルギー・産業技術総合開発機構は2020年度までに風 力発電導入量の約4割を洋上風力発電で賄う目標を掲げ,本年度から着床式洋上風力発電 実証研究が開始した。このような状況を鑑み,わが国における風力発電のより一層の普及 推進を図ることを目的として,洋上風力発電設備支持物構造設計手法の開発およびそのと りまとめを行う小委員会を設置したい。
活動内容 本小委員会は,性能設計法に則り,@気象・海象等の環境条件の設定,A洋上風力発電設 備の荷重算定および動的解析方法の策定,B洋上風力発電設備の疲労強度の評価手法の提 案,C洋上風力発電支持構造物の設計方法の開発等を行う予定である。小委員会は計8回 程度開催し,研究成果は、「風力発電設備支持物構造設計指針・同解説 洋上編」にまと めるとともに,講習会を開くなど,広く公開する予定である。
活動期間及び開催方法 2011年4月から2013年3月までの2年間とし,3か月に1回程度の開催とする.
旅費等の活動費の支給は行わない.
委員会構成 委員会を構成する委員とオブザーバーの方々はこちらの表に示す.

風力発電設備の動的解析と構造設計小委員会(2007年11月〜2011年3月)

委員会名称 風力発電設備の動的解析と構造設計小委員会
小委員会の設置理由 平成16年9月に「風力発電設備耐風設計小委員会」を発足し,平成19年11月に 暴風時・地震時における風車タワー・基礎に作用する荷重と支持物の構造強度に関する算定手法を定めた「風力発電設備支持物構造設計指針・同解説」を刊行した. 前小委員会発足後3年が経過し,風力発電設備の耐風・耐震安全性に対する社会的な認知が深まり,わが国特有の自然環境条件に適した日本型風車の開発や洋上風力発電導入に関する機運も高まりつつある. また平成19年6月20日の建築基準法の改正に伴い,風力発電設備支持物が該当する工作物の確認申請の手続きが変更され,高さが60mを超える風力発電設備は支持構造の安全性を確認するために指定性能評価機関による 評価と大臣認定を受けることが必要となった.更に風車発電時のロータ回転に起因する変動荷重は,風力発電設備に大きな繰り返し荷重をもたらすため,疲労荷重が支持構造物の安全性に及ぼす影響を評価する ニーズが高まってきた.以上の状況を鑑み,風力発電設備の動的解析と構造設計の高度化を行うための小委員会を設置することとした.
活動内容 本小委員会は,台風と地震の作用を強く受ける地域に適した風力発電設備のあり方及びその構造設計方法を検討すると共に,@風力発電設備の動的解析,A風力発電設備の運転に伴う疲労荷重の評価及び風力発電設備のタワーと基礎の疲労強度の算定式の提案,B洋上風力発電に向けた新しい支持構造の設計方法の検討等を行う予定である.研究成果は、報告書にまとめ、講習会を開くなど、広く公開する予定である.
活動期間及び開催方法 2007年11月から2009年11月までの2年間とし,3か月に1回程度の開催とする.
旅費等の活動費の支給は行わない.
委員会構成 委員会を構成する委員とオブザーバーの方々はこちらの表に示す.

風力発電設備耐風設計小委員会(2004年9月〜2007年9月)

委員会名称 風力発電設備耐風設計小委員会
小委員会の設置理由 近年,新エネルギーの積極的導入の促進から風力発電設備の建設が進んでいる. その一方で,風力発電設備の被害も報告されている.
これまでの耐風設計の検討方法を考えると,どちらかというと海外で作成された規・基準類をそのまま適用したり,あるいは土木,建築,電気,機械等の設計指針をそのまま適用した場合が多く,風力発電設備の特性の配慮や我が国特有な強風の考慮という点では十分とは言えない.従来各工学分野で個別に培われていた耐風設計に関する考え方を統一し,合理的な設計手法の提案が望まれている.
そこで,本小委員会は,風力発電設備における耐風設計手法の現状を分析するとともに,より一層の推進,普及を目指し合理的な設計手法の提案を目的とする.
具体的には,@台風による暴風時の風荷重の設定方法,
      Aタワー,ペデスタル、基礎等の風車支持物の設計方法
などに関する具体的な手法を提案し,風力発電設備の耐風設計指針を策定する.
活動内容 発足当初は,風力発電設備の台風被害の情報交換や既存の規・基準類ならびに 指針の調査を主体とした勉強会を中心として進め,その後,風力発電設備の耐風設計手法の提案ならびに設計例の作成についてワーキンググループを設置して活動を進めると共に, 風力発電設備の耐風設計指針を策定する.
活動期間及び開催方法 平成16年10月から3年間とし,2,3か月に1回程度の開催とする.
ただし、旅費等の活動費の支給は行わない.
委員会構成 委員会を構成する委員とオブザーバーの方々はこちらの表に示す.